菅官房長官、猪木氏会談を「政府としては確認していない」
なお、日本政府としては猪木氏には外交ルートとしての利用価値はないとみている様子で、「二重外交」との批判が出る可能性は低そうだ。菅義偉官房長官は7月29日午前の会見で、猪木氏が政府の渡航自粛要請を振り切る形で入国したことを強調。金永南氏との会談については
「政府としては確認していない」
と突き放した。会談の内容について事実確認する可能性や、猪木氏が今後も訪朝を繰り返すとみられていることについても、
「政府として改めて事実確認をすることはない。渡航(自粛)要請中で、(要請には)強制力がない。もし(平壌)行かれるということであれば、政府としては同じこと(自粛要請)を繰り返す、ということ」
と述べるにとどまった。