富士山頂付近の「謎の迷い犬」が無事保護される 御殿場保健所「痩せてはいるがとても元気です」

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   富士山の山頂付近に迷い犬がいる。誰か助けてあげてーーーそんなつぶやきがツイッターやフェイスブックに出てネットでちょっとした騒ぎになっていたが、2013年7月29日の午前3時頃に無事保護された。

   静岡県御殿場保健所などが犬病予防法に基づく保護に乗り出し13年7月24日に捕獲器を設置していて、その中に犬が入っていた。

登山客が自分の弁当などを与えて延命させていた

   富士山頂付近に犬がいる、とネットで話題になったのは7月1日頃から。ネット上に写真をアップする人もいて、写真を見る限りではガリガリにやせている茶色の中型雑種犬だった。 ツイッターには、

「謎の犬が富士山山頂にいます」
「エサも水も無い空気も薄い山頂でフラフラだそうです。山小屋の閉まる9月には間違いなく死んでしまいます」
「あなたの…誰かの…迷い犬 このワンコの顔に見覚えある方、富士山山頂で生きてますよ!」

などといった呼びかけが出ていた。ペットの保護活動している「RJAV被災動物ネットワーク」に相談が寄せられ、御殿場保健所などに保護を求めたことで7月24日に踏み板式の捕獲器が設置されることになった。

   犬を捕獲した御殿場保健所によれば、犬は痩せているけれども非常に元気で、とても人になついていることから、飼い主に連れて来られはぐれてしまったか、捨てられた可能性があるという。1か月くらい山頂にいたことになるが、登山客が持ってきた弁当などを与えていたようで、今日まで生き延びてこられたのだろうと説明した。

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