絶対、電話で連絡するのがルール
イギリスの調査では、どうにかして休みたいばかりに従業員がひねり出した奇妙な言い訳もリストアップされている。いくつか例を挙げると以下のようだ。
「酔っ払ったまま誰かの家で寝てしまい、今どこにいるのか分からない」
「お母さんがまた死んだ」(この人物から母死去の電話を受けるのは2度目)
「トースターで自分の手を焼いてしまった」
「ドアが壊れて家から出られなかった」
「彼女にアソコを噛まれた」
「ズボンが破けた」
「鼻がつまった」
こうした策が有効なのかは不明だが、同調査では食あたりやウィルス感染、腹痛といった理由は比較的信じられやすい傾向にあるとしている。なお、野崎氏によると日本の会社で休みの理由がウソだとバレても、会社にできるのは注意して記録をとることくらいだそうだ。
ちなみに、野崎氏はもし仮に自分が「ズル休み」をしたい時には、前日から「頭痛い」などと具合が悪い様子を触れ込んでおいて、徹底的に「仮病」をつくりこむだろうという。
「『あいつサボりだな』って思っても思われても、お互い不快じゃないですか。だからできるだけ本当らしく、サボリだと見えないようにする。それがマナーだと思います。あとは絶対、電話で連絡するのがルールですよ。メールで済ます人もいるけど」
イギリスの調査結果でも、上司の6割は連絡が電話だった場合には、その内容により信憑性を感じると回答している。
もちろん事前に休みを取りたい日をきちんと連絡をしておくことがベストだ、とも野崎氏は釘を差していた。
ただ、どんな言い訳しても、怪しいと思われれば、昇給などを決める「人事考課」に響くことにはなりそうだ。