高密度多店舗出店など各社独自の出店戦略でしのぎをけずるコンビニ業界に珍事が勃発した。
「ファミマの隣にファミマができた」のだ。
一体何があったのか。
「ファミマ何がしたいのこれw」「玉学ファミマ激戦区w」
「なんか新しく店が出来るみたいだぞ。ファミマのとなりだからコンビニじゃないだろう、と思っていたらファミマだった」――こんな投稿が2013年7月19日、ツイッターで複数出回った。添付された写真を見ると、書かれている通りファミリーマートが隣り合っている。
どうやら騒がれているのは、小田急沿線の玉川学園前駅南口店と玉川学園店らしい。いったいなにが起こっているのか、記者が足を運ぶと、確かにそこには2軒のファミリーマートが並んでいた。ただ、1軒はまだ工事中で、営業しているのは玉川学園前駅南口店のみだった。
「ファミマ何がしたいのこれw」「ローソンorファミマが近くにあるのにセブンが出来たってのなら幾つか見かけたけど、この展開は…w」「玉学ファミマ激戦区w」
ネットでは、いったいなぜファミマがすでにあるところにもう1軒ファミマをつくるのかと疑問の声が相次ぎ、「本部によるフランチャイズ潰しか?」との陰謀論まで飛び出した。
実際の現場でも、ちらちらと2軒のファミマの前に足を止めてみたり「なんでまたファミマできたの」と首をかしげたりする人が少なくない。
なお、「玉川学園前駅南口店」の店員によると、今後新しく出来る「玉川学園店」に移転するそうだ。現在はその過渡期なため、2軒のファミマが並んでいる不思議な光景ができたということらしい。