第23回参院選が2013年7月21日投開票され、自民党が小選挙区と比例区を会わせて65議席を獲得し、改選前の34議席をほぼ倍増させた。31ある1人区では29議席を獲得し、複数区でも取りこぼしがない「完勝」状態となった。公明党の10議席(改選前11)と非改選議席(121)とを合わせると自民・公明で135議席を獲得し、過半数(121)を上回った。これにより、衆参の多数派が異なる「ねじれ」状態が3年ぶりに解消された。
民主党(改選前44)は17議席しか獲得できず、結党以来最低だった01年の26議席を大幅に割り込んだ。投票率は52.61%だった。
20人の候補者が乱立し激戦となった東京選挙区(改選数5)では、現職の丸川珠代氏(自民)と党代表を務める現職の山口那津男氏(公明)が早々と当選を決め、反自民・反民主の受け皿になった新人の吉良佳子氏(共産)、反原発を主張する無党派に支えられた新人の山本太郎氏(無所属)が続いた。5番目には現職の武見敬三氏(自民)が滑り込み。現職の鈴木寛氏(民主)は涙を飲んだ。