日本アニメの影響でカレーライスが欧州で人気 寿司・刺身だけじゃなく、日本食への支持広がる

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日本食を選ぶことが「かっこよい(クール)」

   近年はニューヨークやパリ、バンコクなど米欧アジアの主要都市のスーパーマーケットで寿司や生春巻きなどの日本料理がごく普通に店頭に並ぶ時代だ。ジェトロによると、7カ国・地域の外国人が日本食を選ぶ理由は「味の良さ」が18.5%でトップ。以下、「経済的・リーズナブルな価格」が13.1%、「健康によい」が13.0%、「安全性の高さ」が12.9%などと続く。最近では、これらの理由から日本食を選ぶことが「かっこよい(クール)」と外国人には映るのだという。

   このため政府は日本食を世界にアピールし、日本の農林水産物や加工食品の輸出額を2020年までに1兆円に倍増(2012年は約4500億円)する計画を掲げている。現在、340兆円の世界の食市場(加工食品と外食産業の合計)は、中国・インドなどアジアの所得向上で2020年には680兆円と倍増が見込まれる。ただ、「日本食は人気だが、これまでも輸出に結びついていない」(農林水産省)のも現実。今後は農家など生産者や商社などを巻き込んだ新たな戦略が必要なようだ。

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