高齢者向けの出会い系サイトも盛況
2013年6月末、風俗店の経営者が売春防止法違反で逮捕された。売春していた女性の最高齢が73歳というのも驚くが、摘発のきっかけとなった男性客が82歳だったことは、「高齢セックス」が広がっていることを物語っていた。
高齢者向けの出会い系サイトも盛況という。意気投合してデートというのは当たり前で、会ってその日にセックスということも多い。ネットのやりとりのときに、どういうお付き合いを希望するかという「すり合わせ」が終わっているからだ。
「実際にいくつぐらいのサイトがあるのか分かりませんが、需要が拡大していることは間違いありません。悪質なものや詐欺も少なくありませんから、『優良サイトの見分け方』『優良サイトランキング』なんていうのも登場しています。
高齢者の出会い系サイトが増えたのは、スマホが中高年に広がっているからじゃないでしょうかね。あれなら、周りに気づかれる心配がありません」(ネット評論家・井上トシユキ氏)
面白いのは、SNSの拡大で出会いは容易になったのだけれど、いまさらどうやってセックスまでもっていけばいいのか、どういう具合にコトをいたしたらいいのかが分からないという声が多いことだ。若いころのように性急に迫るわけにはいかない。週刊誌の一連の高齢セックス記事はここを狙ったものだった。
「65歳以上は若いころに『平凡パンチ』『週刊プレイボーイ』なんかでセックスを知っていった世代なんですよね。だったら、その世代にその年なりのハウ・ツー・セックスを特集したら読まれるんじゃないかと考えたわけです。まあ、狙いは当たりました」(週刊誌担当デスク)