北海道内JR交通網が「歯抜け状態」 相次ぐ事故の影響で自治体から「SOS」

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空路減った稚内、夏の観光シーズンに打撃

   道北への影響も大きい。札幌と稚内は「スーパー宗谷」「サロベツ」の1日計3往復で結ばれているが、そのうち「サロベツ」1往復が8月31日まで運休する。

   全日空(ANA)は2012年夏まで稚内から中部国際空港、関西国際空港を結ぶ便を運航していたが、搭乗率低迷を理由に13年夏は運航しないことが決まっていた。陸路での集客に力を入れていた矢先に鉄道での輸送力が一気に3分の2にまで落ち込む形で、夏の観光シーズンへの影響を心配する声が相次いでいる。

   このような声を受け、稚内市の工藤広市長は7月18日、札幌市のJR北海道本社を訪れて臨時特急の運行を要望したが、JR側は今後の方針について明言しなかった。

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