環境省や静岡、山梨両県などで構成する「富士山における適正利用推進協議会」は2013年7月18日、夏山シーズン(7~9月上旬)以外の登山の原則禁止を柱とした「富士登山における安全確保のガイドライン」を初めて策定した。シーズン外の登山は登山計画書の提出、携帯トイレの持参など条件付きで認められることとなる。
法的拘束力はないが、「禁止」という言葉を用いることで注意を呼びかけるねらい。
ガイドラインは「富士登山オフィシャルサイト」と両県の公式サイトに掲載するほか、日本語、英語、中国語、韓国語の要約版リーフレットを計2万5000部作成し、山岳用品店や旅行業者などに配布する。