広島県呉市で起きた16歳少女の死体遺棄事件は、数多くの謎を抱えている。2013年7月18日には、真偽は不明だが、人を殺したと自首してきた少女(16)が仲間を集め接客業をして月に100万円を稼いでいた、この少女たちの間で分配金を巡るトラブルがあった、などという報道も出た。
ネットではこの「接客業」とは何だったのか、様々な推測が生まれている。
利益の分配金を巡って金銭上のトラブルを抱えていた?
この事件は16歳の少女が元同級生の少女を殺して山中に捨てたと13年7月14日に自首して逮捕された。自首した少女はメールアプリ「LINE(ライン)」に悪口を書かれたため腹を立て2人きりで山に行き首を絞めて殺したと供述していたが、17日になり犯行に関与したとして16歳の少年少女5人と21歳の男を含む6人が新たに逮捕された。
殺された少女を加えたこの8人は事件のあった13年6月下旬に、広島市中心部で21歳の運転するワゴン車に乗り込み遺棄現場の灰ケ峰に移動したのだという。新たに逮捕された6人のうち、この時に殺された少女に暴行を働いたという者もいれば手を出していないと供述するものもいる。またこの6人の中には初対面だった者も含まれているという、なんとも複雑な関係になっている。
少女が少女を殺害するきっかけになったのが「LINE」で悪口をかかれた事とされているが、もともと仲が良かった2人が喧嘩をした原因はよくわかっていない。そうしたなかで18日の共同通信、毎日新聞に出た記事がネットで取り沙汰されている。それは、逮捕された少女が、死亡した少女を含めた仲間6、7人を集めて「接客業」をしていた。知人に「最初の1カ月で100万円ぐらい稼いだ」と話しているという。そしてこの2人は、仕事上での利益の分配金を巡って金銭上のトラブルを抱えていた、というのだ。
このトラブルとは、そして「接客業」とはいったい何なのか。テレビ朝日系情報番組「モーニングバード!」ではこの2人の少女をよく知るという女性がインタビューに答えている。それは、
「子供どうしのフリーマーケットとかあって、お金を被害者が払わなくて居なくなった。逮捕された女性に『探して』って言われたことがあった」
というものだ。