「自動速度維持装置の不具合が事故原因」 アシアナ機乗客83人がボーイング社提訴へ

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NTSBは「主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」

   事故調査を進めてきたNTSBは7月15日までに事故現場での調査を終了。今後はワシントンで分析作業を進める方針だ。ハースマン委員長は、これに先立つ7月12日の会見で、フライトレコーダーを解析した結果として

「オートスロットルや主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」

と話しているが、操縦士は聞き取り調査に対して「オートスロットルが設定通り動いていなかった」と、NTSBの見解と矛盾する証言をしている。事故原因は「機体不具合説」と「操縦ミス説」の2つからしぼりきれていないのが現状だ。

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