12年衆院選では当選した自民候補の7割が「TPP反対」
JAが共産党支持に転じるのは今回が初めてではなく、12年12月の参院選では青森県内のJAグループが民主党候補の推薦を見送って共産党候補を推薦していた。山梨県の一部JAでは「TPP断固阻止」の党ポスターを張り出す動きもあったという。
赤旗は13年3月の時点で、12年12月の衆院選で当選した自民党議員について選挙公報などの記載を調査。
「295人(選挙後復党した福岡6区の鳩山邦夫議員を含む)のうち、205人が選挙公約でTPP参加に『反対』を表明し、全体の69.5%を占めることが本紙の調査でわかりました。『これでは公約違反だ』『自民党は政権公約を守れ』の怒りの声が全国各地であがっています」
と、衆院選段階では大半の議員がTPP反対を表明していたことを指摘している。共産党は自民議員の「手のひら返し」を批判しており、一連のキャンペーンが成功して共産党支持につながった可能性もある。