「もう少し秘密のままにしておきたかった」とJKローリング氏
いったいなぜ無名の新人作家がバカ売れしたのか。実は、ガルブレイス氏の正体は「ハリー・ポッター」シリーズの作者JK・ローリング氏であると、現地時間14日に英サンデー・タイムズ紙がすっぱ抜いていた。オックスフォード大学教授の解析によりわかったことで、ローリング氏本人は取材に対して変名の使用を認め「もう少し秘密のままにしておきたかった」「ロバートであることはとても自由な体験でした」などと話したという。
急上昇はこのニュースを受けたものだったらしい。英BBCによると、14日のある1時間で、アマゾンでの「The cuckoo's calling」の売り上げは、50万7000%も伸びていた。
有名作家が変名で作品を発表することはよくあるが、これだけ騒ぎになっているのは、スティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で本を出していたことを1980年代後半に認めた時以来という。
なお、コーモラン・ストライクを主人公としたロバート・ガルブレイス氏の次回作はすでに執筆中で、来年にも刊行される。