コンビニの棚の中にネコが入り込んだり、飲料を販売するケースの上で眠っていたりする写真が次々とネット上にアップされている。中には弁当棚に上って弁当の匂いを嗅いでいるような写真もある。不衛生極まりないとし、「どの店か特定しろ!」「保健所に連絡しろ!」などと騒ぎになっている。
こうした写真が出たのは、大手コンビニチェーン「ローソン」のFC店従業員が店内のアイスクリーム販売ケース内で寝そべる写真をネット上で公開し大騒動になり、この店がローソンからFC契約を解約された、という「騒動」がきっかけのようだ。
「不衛生すぎるこのコンビニは徹底的に叩くべき」
問題の写真は、ネコがコンビニに置かれているコピー機の上や、ホットドリンクのケースの上で寝ていたり、缶詰を売る棚に座っていたり、床の上でくつろいだりしている。「ねこ店長」と書かれたボックスの傍でエサを食べているものもある。
また、客が駐車しているバイクに座ったり、入り口近くをウロウロしたり、ゴミを漁っているものもある。同じコンビニ店ではないようだ。
ほのぼのとした感じもするのだが、その中に、弁当販売の棚に登り弁当の匂いを嗅いでいるような写真があったため、不衛生極まりないと騒ぎになった。
ローソンがアイスクリーム販売ケース内で寝そべる写真をSNS「フェイスブック」にアップした従業員が勤務していた店舗のFC契約を解約した、と発表したのが2013年7月15日で、それに合わせる形でネット上にこうした写真がアップされたようだ。掲示板「2ちゃんねる」には「猫を店内に放置する汚いコンビニがあると話題に 弁当にもべったり」というスレッドが立ち、
「不衛生すぎるこのコンビニは徹底的に叩くべき」
「猫アレルギーだから入れん。というか駄目だろこれは」
「ネズミと接触した猫にはダニやノミがくっついて、まじやばじゃね」
などといったカキコミが出て、「どの店か特定しろ!」「保健所に連絡しろ!」などと騒ぎになった。
どのチェーンの店舗なのかも分からない
一方で、ネコ好きと思われる人が擁護に回り、
「猫がいるコンビニがあってもいいじゃないか」
「ネコカフェと思えば何の問題もない。ギャーギャー騒ぐなよ。癒しのコンビニだろ」
といった「対立」も起きた。
ローソンの場合はすぐに店とケースの中に寝そべった男の特定がネット上で行われ、ローソンに「通報」されたが、今回の場合は「セブンイレブン」「ファミリーマート」などの名前が挙がっているが、どの店舗なのかの特定はあまり進んでいない。理由は、アップされているネコの写真は以前からネット上に存在しているものが殆どで、「鑑賞目的」で置かれていたからだ。そのため、今回の騒ぎに関しては「第二のローソン騒動として騒ぎを起こすのを狙っているのではないか」といった見方も出ている。