モデル・歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさん(20)のツイートに、一部で批判の声が上がっている。
精神疾患、精神障害(メンタルヘルス)を持つ人を指すネットスラング「メンヘラ」を使ったことで、きゃりーさんに謝罪を求めるようなリプライも寄せられる事態に発展した。一方、批判に対し「言葉狩り」との指摘もある。
「バカにしてんの?!」「患者に謝って」
「携帯がアップルマークのままフリーズして故障した。なにをやっても起動されない。明日も遊びに行くのに連絡とれないやばいパニックやばいどうしよう泣きそう」
「たすけてええええええええええ」
2013年7月13日未明、きゃりーさんはこんなツイートを投稿した。どうやらiPhoneがフリーズしてしまい、激しく動揺しているということらしい。フォロワーから「電源とこずっと押してもダメかなぁ??」「ホームボタンと電源同時押ししろって」などのアドバイスが寄せられ、iPhoneは一命を取りとめたようだ。上のツイートの直後、こんな報告を投稿した。
「すいません携帯バグ治りました。みなさんお騒がせしました。よかった!わーい!ひゃっほー!(メンヘラみたい…」
「良かった良かった」となりそうなところだが、「メンヘラみたい」という一文が一部のツイッター民の怒りに火をつけてしまった。
きゃりーさんあてに「メンヘラみたいって何?バカにしてんの?!貴女のような立場の方は言葉選びに慎重にならなきゃいけないことが解りませんか?」「よくネット上でメンヘラ、メンヘラって使われてますがどれだけ苦しいかわかります?」「精神疾患の人は好きで精神の病気になっているのではありません。馬鹿にするのもいい加減にしてください。精神疾患と戦っている患者さんに謝ってください」など非難のリプライが寄せられた。
2chはきゃりー擁護の声多数
一方、「メンヘラ」という言葉発祥の地・2ちゃんねるでは、「最近の言葉狩りはひどい」「良識を盾にして有名人に説教 さぞ気持ちいいだろうな」「『俺ハゲかかってるわw』と自虐でいったら、『好きでハゲになってるひとはいません。あやまってください。』といわれるようなもの」など、きゃりーさんの肩を持つ意見が大勢だ。
「メンヘラ」は今や「少し心が病んでいる」「構ってちゃんな言動をしてしまった」程度で自虐的に使われることも多くなっている。そのため、「きゃりーさんも全く他意はなかっただろう」として同情の声が上がっているようだ。
その後、きゃりーさんは「メンヘラ」発言についてツイッターで特に触れていない。