国外での発言が問題視されることも多い鳩山由紀夫元首相の発言が、さらに自由奔放さを増している。
2013年7月11日夜、携帯電話向け放送局「NOTTV」のバラエティー番組「エンダン」に出演し、実はツイッターをほとんど活用していなかったことを暴露。幸夫人と結婚した経緯が「略奪愛」だと報じられたことについても「『いい言葉だな~』って思った」と満足げに振り返り、アダルトビデオについては「まったく見ないわけはない」とも明かすなど、終始暴走気味だった。
「みんなと会うと『何か新しいこと言ってやろう』と思うわけ」
番組では、首相在任時のツイッターの活用が話題になった。ところが、鳩山氏は、
「今日をきっかけに、ちょっとツイッターのやり方を学んで…。おかしいな?」
と、とぼけた様子。司会者が
「じゃあ、誰がやってたんですか?」
と突っ込むと、
「毎日1回はやってたんですよ」
と釈明したものの、決して日常的に活用していたわけではなさそうだ。このやり取りの末に鳩山氏が書き込んだツイートが、
「今から何をやるんだか、わからないけど、やるぞー」
という内容。ネット利用者からは、大量にリツイート(転送)された。
自らの発言が「ぶれた」とメディアから批判されたことへの恨み節も口にした。
「集まって楽しいことやってるでしょ?それつままれ(編集され)ちゃうんだよ。『こんなこと言った』って。それが記事になんの」
「『それ言ってない』って言うと、『鳩山ぶれた』みたいになって」
「私もね、人がいいでしょ?いつもそれで、みんなと会うと『何か新しいこと言ってやろう』と思うわけ。そうすると、『前と違うこと言ったな。ぶれてんじゃないか』って…。戻すと『またぶれた』って言われる。段々言いたくなくなっちゃうよね」
「『略奪愛』は『いい言葉だな~』って思った」
妻の幸さんと結婚した経緯についても自ら切り出した。
「人の女房だったですからね。知らないの?」
この「略奪」という言葉も気に入っている様子で、当時の様子を満足げに振り返った。
「(留学先のスタンフォード大から)サンフランシスコとか滅多にいかないから、行ったときに世話になっていたら、仲良くなってたんですよ。そしたら、(当時の夫と)『別れる!』とか言い始めて…。それで、政治家になったときにテレビ見てたら、最初に使われたのが『略奪愛』。『いい言葉だな~』って思ったけど…。(言い直したように)そうでもないんですけど、略奪、しちゃったんです」
「普通の男性は未婚の女性から選ぶ、それが普通ですからね。でも、『おれはすべての女性から選んだぞ!』とか言って…」
視聴者の質問にも次々に答えた。就職の悩みについては、
「就活すれば、どこでもありますよ。贅沢で、『こういう仕事はやだ』とか決めてるからでしょ?」
「就職というのは、自分で仕事をつくったらいいと思うんだよね」
と突き放した答え。
「AVとか見ますか?」
という視聴者の質問には
「アダルトビデオね。そりゃ、まったく見ないわけはないね」
と応じ、
「ありがとうございます!」
とスタジオは大盛り上がりになった。
「おふくろさん」をカラオケで熱唱
芸能分野にも興味を示しているようだ。森進一さんの「おふくろさん」をカラオケで熱唱し、
「おふくろが死んじゃったんだよね、この2月に。それから初めて歌うよ、この歌」
とこぼした。番組のスタジオには、鳩山氏のモノマネで知られたお笑い芸人の鳩山来留夫さんも登場。
「先生の支持率とともに、お仕事減りましたから」
とぼやく来留夫さんに対して、由紀夫氏は
「迷惑かけたからね~」
と言いながら「公認」。漫才での共演も決まった。
鳩山氏のツイッターの
「今から何をやるんだか、わからないけど、やるぞー」
という一見意味不明な書き込みは、実はこの共演のことを指していたという見方もあるようだ。