アベノミクスは「面白がられている」だけ
ツイートから確認できるのは、お膝元・千葉での演説の多さだ。千葉選挙区(定数3)ではダブル当選を狙う自民の2候補に、現職の民主候補・長浜博行前環境相が自ら認める「苦しい戦い」を強いられている。安倍首相も8日に千葉入りするなど攻勢を強めており、野田前首相も連日のように、県内各地を遊説する。
記者が取材した9日は、山梨県で39度を超えるなど、全国各地で今夏最高気温を記録した所が多かった。
「(選挙カーの)中にいるとボイル、上に立つと鉄板でフライになってしまいます」と笑わせつつ、しかし暑さに負けないほどのエネルギーで、野田前首相はアベノミクス批判をまくし立てる。
「多くの人が株価や円安に一喜一憂していますが、皆さんは株を持っていますか? 株を売り買いできない、生計を立てるので精一杯という人にも景気回復の恩恵が及ぶようにするのが私は政府の役割であり、(国民生活に直結しない)アベノミクスは残念ながら『的外れ』だと思っています。決して海外からも『評価』されているわけではありません。『どうなることやら』と投資家に面白がられているだけなんです」
平日の昼間にも関わらず、中高生から高齢者まで、100人近い聴衆が集まった。決して「熱狂的」反響というわけではなかったが、演説が終わると野田前首相の周りは握手を求める人で埋まり、人気健在を感じさせた。
「ドジョウ」は精がつくものとして、夏の季語とされている。こんがり焼けた元ドジョウ宰相も、忙しい夏が続きそうだ。