日本維新の会から参院選に出馬した比例代表候補の応援に、吉本芸人がタイツの上にパンツをはいた姿で参加し、「ドン引き」だと疑問の声が出ている。芸人側は、本人のパンツ芸だと釈明している。
パンツ姿の男性が、選挙カーの上で仁王立ちし、マイクを握っている。解散したお笑いコンビ「大蛇が村にやってきた」の安井章二氏(42)だ。
「単なる変態にしか見えない」…
安井氏は2013年7月6日、維新候補の富山泰庸氏(42)の相方だったため、応援演説をしていた。
これに対し、演説を見た人がツイッターで、写真を添付したうえで、富山氏に向けて、こう疑問を投げかけた。
「何ですかこれは?暑さにやられたのですか?職業病ですか? 有権者を馬鹿にするな!」
ビルが建ち並ぶ市街地にも関わらず、パンツ姿を晒していることを不快に感じたらしい。
写真を見て、同じように感じる人は多かったようだ。ツイッターなどでは、「単なる変態にしか見えない」「まともな人はドン引きだろ」「お笑いをそのまま選挙に持ち込むなよ」といった疑問が相次いでいる。
富山氏側は、スタッフがツイッターで7日、パンツ姿で応援した理由について、ウィキペディアでの記述を挙げた。その記述を見ると、安井氏は、「パンツ安井」の別名があり、重ね着したブリーフパンツを1枚ずつ脱いで、「パンツ~、俺のパンツ~」などと歌う芸を持っているそうだ。ブリーフを顔にかぶって様々な物や動物を表現することもあり、100以上のレパートリーがあるという。
東京・新宿のアルタ前でもパンツ姿で安井氏が応援演説をしたといい、スタッフはツイッターで噂になっていることを明かした。富山氏のフェイスブックにも疑問が寄せられているが、富山氏は8日、「キャラクターなので、どうしようもないです」と理解を求めた。