777での飛行経験43時間で「習熟期間中」 パイロットの「操縦ミス」説に注目

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機体が長い777は「尻もち」のリスク高い

   「グライドパス」と呼ばれる誘導装置が空港の工事中で使えなかったことが影響したとの見方もある。だがこの日のサンフランシスコ空港は快晴で、ハーツマン委員長は「(滑走路に)進入するのに計器は必要ない」と影響を否定した。

   そこで、クローズアップされるのは操縦ミス説。事故時に操縦をしていたパイロットは10000時間程度の飛行経験を持っており、比較的ベテランだとされる。ただし、777での飛行経験は43時間にすぎず、同型機でサンフランシスコに着陸するのは初めて。副操縦士席には教官役のパイロットが座っており、今回の事故を起こしたパイロットにとっては「習熟期間」の位置づけだった。

   この点を米メディアは相次いで報じており、例えばウォールストリート・ジャーナルは、

   「パイロットのミスに注目集まる」との見出しで、パイロットの技量に疑いの目を向けている。

   777をめぐっては、着陸時に機首を上げすぎることが原因の「尻もち事故」が日本国内を含めてしばしば起こっている。777は他機種と比べて機体が長いことが背景にあるが、今回の事故についても「失速に驚いて機首を上げすぎたのでは」との指摘もある。

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