「小学校で晴れの日でも沖に流されると習う」「素人では危険」
「ドンキの裏から猿島見えるから行きたいのはわかるが・・・」
猿島周辺を実際に知っている人の間で、島に自力で渡りたいという気持ちは分からなくない、とする見方もネットには少なくない。ただ、いったいなぜシケの真夜中にこんなボートで海に出ようと思ってしまったのかについては首をかしげる人がほとんどだ。
「島へのゴムボート渡海は確かに面白そうな思いつきで判断狂うのも分からんでもない。素人が夜の海に手漕ぎってところで素面に戻れば良かったのにね」
地元の人はツイッターで、「小学校で、猿島へこういう風に渡ろうとすると、晴れの日でも沖に流されるって習います。すぐ横には、米軍基地があるのでとても危険です」「地元の防大では猿島遠泳が必須だし、叔父も海軍で泳がされたらしい。島の周囲は潮の流れが速い場所もあり素人では危険だと聞いた事があります」などと指摘し、残る1人の少年の身を案じている。
横須賀海上保安部職員も、当時の海の状況を振り返ってこう話していた。
「遭難した子たちはそこまで考えていなかったのでしょうけど、通常海に携わる人間ならば、ビニールボートで出航はしないですね。暗い海ですし、無謀という印象です」