アシアナ機事故で「死んだのは中国人でよかった」 韓国のテレビ局に批判殺到、謝罪はしたが…

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   韓国のアシアナ航空機の着陸失敗事故は2人の死亡者と180人以上の重軽傷者を出したが、これを報じた韓国のテレビ局のキャスターが「死亡者は中国人なのでよかった」という趣旨の暴言をはいた。韓国の複数のメディアが報じている。

   批判が殺到して騒ぎとなり、驚いたテレビ局は謝罪したが、その謝罪の内容が意味不明だと日本国内では首を捻る人が続出している。

「中国との外交紛争が起きれば、テレビ局が責任を負うのか」

   問題のテレビ局は総合編成チャンネル「チャンネルA」。日本時間2013年7月7日午前3時30分頃にインチョン発のアシアナ航空が米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗した。乗客は合計219人で、うち中国人が141人、韓国人77人、日本人1人も含まれていた。死亡したのは2人で、共に16歳の中国人女性だった。「チャンネルA」ではこのニュースを取り上げて、キャスターが、

「死亡したのは韓国人ではなく中国人2人ということが確認された。私たちの立場ではよかったと言うことができる」

などと発言したため、ネチズンなどから袋叩きにあっている、と朝鮮日報は同日伝えた。

   「チャンネルA」には視聴者から、

「どのようにそれがよかったのか?立場を変えて考えてください」 「死者の国籍を明かした後に『よかった』と発言したのは基本的な素養に反する」 「中国との外交紛争が起きれば、チャンネルAが責任を負うのか」

などといった抗議が寄せられたという。

   日本でもこのニュースが伝えられると「これは酷すぎる」といった意見がネットで噴出し、

「自国の航空会社で外国人が亡くなった。申し訳ないという感情が少しでもあったら いくら自国人の死者がいなくても絶対に出ない発言だな」

などといったことが掲示板やブログに書き込まれている。

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