ファイル共有ソフト「ウィニー」開発者の金子勇氏が2013年7月6日、死去した。慶應義塾大学環境情報学部長の村井純教授は、日経コンピュータ誌電子版に追悼のコメントを寄せ、7日付で公開された。
村井教授は、「金子勇さんはソフトウェア開発者として極めて貴重なパイオニアでありヒーローでもありました」と故人を称えた。続けて「私たちとしては金子勇さんの残された技術と背景となっていた精神と勇気を理解し、発展させ伝えていくことが使命」「金子勇さんが受け止めた困難の社会的要因を追求し、金子勇さんのスピリットが健全に羽ばたける世に治すことは、金子勇さんとのお別れに際し私たちの硬い約束とさせていただきたいと思います」と決意を述べている。