ドコモ「ツートップ」戦略も不発 6月の契約数純減

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やっぱり、「iPhone」しかないのか?

   一方、NTTドコモの「ツートップ」戦略によって、ソニーとサムスン電子以外の携帯電話メーカーは苦境に追い込まれている。

   ソニーとサムスン電子の2機種と、それ以外の機種の販売台数では極端な差が開いている。2013年7月4日付の産経新聞によると、6月末の販売台数はソニーの「エクスペリアA」とサムスン電子の「ギャラクシーS4」で120万台超に達したが、シャープの「アクオス」と富士通の「アローズ」がそれぞれ7万台、NECの「メディアス」とパナソニックの「エルーガ」は1万~1万5000台とさっぱりだった。

   こうした状況を受けて、パナソニックはドコモの冬の商戦向けスマートフォンの開発を見送る方向で検討。NECは中国レノボ・グループと携帯電話事業の統合交渉に入ったとの報道もある。

   結果的に「ツートップ」戦略は今のところ、ドコモユーザーのスマートフォンへの買い替えは促進したが、ソフトバンクやKDDIからの流入は進まなかった。それが「純減」の要因でもある。

   ソニーとサムスン電子の「ツートップ」が不発だったことで、ドコモが打てる手立てはそうない。「ツートップの入れ替えがあるのでは」との見方が一部であるが、携帯電話メーカーとの関係修復には時間がかかりそう。そうなると、いよいよ「iPhone」導入しかないのかもしれない。

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