「誘発効果で犯罪に走るとは言っていない」
初音ミクのファンから、ミクの利用者も危険分子になるのかとツイッターで聞かれると、片山さつき議員は、「彼女は(18歳以上かどうかは別として)『女児』の設定ではなく『女性アイドル』の設定に私には見えますので児童ポルノの年齢的対象に入らないと思います」と返した。つまり、ミクがそのままロリコンポルノになると言っているわけではないらしい。
片山氏はこのほかにも、ツイッターでいくつかの質問に対応していた。
とはいえ、片山氏の一連の発言を見ると、ロリコンポルノのアニメや漫画は、その誘発効果で犯罪に走らせる可能性があると言っていると読めなくもない。
この点について、片山氏は、取材に対して、次のように説明した。
「誘発効果で犯罪に走るとは、私は言っていません。誘発効果はあるかもしれないし、ないかもしれない。そのことについて、法案では調査研究すると言っているわけです。私は、アニメなどを取り締まれという強硬派な推進派ではありませんよ。児童ポルノの単純所持禁止についても、罰則がないのは日本だけだと言っているわけで、強行しようとは思っていないんですよ」
ネット上で発言が疑問視されていることについては、「批判というよりも、考え方の違いだと思います。私は、気が付いた限りで丁寧に応対しているつもりです」と話している。