「国民あおるような候補は落としていい」
また外交面では「泥沼」気味の竹島・尖閣問題などについて、10代組から厳しい追及が。特に一部の政治家にナショナリズムをあおるような言動が見られ、それが中韓との関係悪化に繋がっているのではと指摘されると、自民の鈴木議員も「(政治家が)『けしからん』と頭に血が上ったり、あるいは国内で支持率を取るために(国民を)あおるとか、絶対やっちゃいけないと思うんです。そういう人は、私は落としていただいて良いと思います」とうなずかざるを得なかった。
若者の「成熟ぶり」に政治家たちは大いに意を強くした様子で、細野幹事長は、
「(日中・日韓関係は)難しい問題ではあるけれど、こうした世代が根っこの部分でつながってくれると、外交も変わってくるかなという感じがしますね」
と満足げ。もっとも、政治家側からなかなか踏み込んだ発言が聞かれなかったことに、10代側からの参加者からは、「皆さんも立場があるから……」。