群馬県大泉町のアパートで2013年2月、3歳女児が餓死しているのが見つかった事件で、県警は7月2日、当時中学2年生だった女児の姉(15)を保護責任者遺棄致死容疑で前橋地検に書類送検した。適切な保護の手段を講じず、餓死させた疑い。県警は、女児らの置かれた環境などを踏まえ、処分を検察の判断に委ねる趣旨の意見を付けた。
姉妹の母親で、保護責任者遺棄致死罪で起訴されたフィリピン国籍の無職ワシザワ・マリレン・マルセロ被告(37)は2月にフィリピンに帰国。この際、姉は現金約1万円を預かったが、自分の食事やCDの購入などに使っていたという。