「おい、今朝のNHKニュースに、凄くかわいい女の子が出てたぞ」
「見てた見てた! あの富士山中継に出てた記者だろ?」
女子アナ、キャスター好きの間で、今「熱い」女性記者がいる。それが、NHK甲府放送局の佐藤美月さんだ。ほぼ無名の存在で、年齢などプロフィールもほとんどが「秘密」にもかかわらず、そのボーイッシュな魅力にやられる人が続出、「俺山梨に引っ越す!」などと言い出す人まで出ている。
ショートカットに大きな目がチャームポイント
佐藤記者が注目を集めたのは、2013年6月30日、富士山山開きを報じるNHKの夜7時台のニュースに出演したことがきっかけだった。佐藤記者はこの日、はるばる富士山の八合目まで登り、山小屋前から、世界文化遺産登録に盛り上がる登山客の姿を紹介した。
「佐藤さーん、今そちらはどんな様子でしょうか?」
「はい、標高およそ3100メートル、八合目に来ています」
スタジオから富士山の佐藤記者にカメラが切り替わった瞬間、これまでぼーっとテレビを眺めていた視聴者たちが「おっ」と膝を乗り出した。
登山ロケとあって、メークは薄め、服装も分厚いジャンパー姿と比較的「さえない」出で立ちだったが、パッチリとした大きな目など整った顔立ちは、下手なタレントそこのけ。童顔のせいか、二十歳ぐらいに見える。「かわいい系」のルックスにボーイッシュな髪型の取り合わせは、芸能人で言うと遠藤久美子さんあたりが近いか。少し低めの声からは緊張の色も伝わり、その初々しさも好感度が高い。