インドの格安航空会社(LCC)「ゴー・エアー(Go Air)」が、運航中の機体を軽くして燃料消費を抑えようと、客室乗務員の新規採用は軽量の女性に限定することを決めたと、複数の海外メディアが2013年7月2日までに報じた。
同社は女性乗務員が男性乗務員と比べて、平均33~44ポンド(約15~20キロ)軽量のため、年間で約3000万ルピー(約5000万円)の燃料費を削減できると試算した。今後7年間で新たな機体を80機導入し、客室乗務員として2000人採用を目指すが、すべて女性にする計画だ。一方でこれまでに雇用された130人の男性客室乗務員との契約は、そのまま維持される。
機体軽量化の取り組みは、アイルランドのLCC「ライアン・エアー」がこれまでに機内誌のサイズを縮小したり、機内に積み込む水タンク減らしたりしている。2010年にはトルコ航空が28人の客室乗務員に対して、半年以内にダイエットしない場合は解雇するとの命令を出している。