炎上対策から、ツイッターなどで触れず?
平井卓也議員は、党支援者のボランティア組織「自民党ネットサポーターズクラブ」の代表をしており、クラブの事務局では2013年4月11日、会員を名乗るネット上の誹謗中傷が多いとして、そうした行為をしないようにメルマガなどで呼びかけていた。また、6月19日には、ネットメディア局長の平井氏らが中心となって、ネット上の誹謗中傷を監視する「トゥルースチーム」を党本部内に立ち上げていた。
自らのツイッターでは17日、「自民党は他者の批判はせず、自分の政策を丁寧に訴えるのみです」ともつぶやいていた。それだけに、今回の書き込みが事実だとすれば、こうした言動に矛盾し、批判を受けそうだ。
平井氏は、ツイッターやフェイスブックなどでは、書き込みのことについて、7月1日夕現在で何も触れていない。毎日新聞の6月28日付記事では、ネット選挙対策について、「(炎上やなりすましは)無視してもらうのが一番正しい」と説明したというだけに、今回もスルーしている可能性はある。
平井氏の事務所では、取材に対し、「その件については、まだ確認が取れていません」と秘書が答えた。自民党の報道局などにも聞いたが、事実関係などは把握していないとのことだった。