「人生は一度だけ。不倫をしましょう」 海外で非難轟々「不倫SNS」が日本上陸

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   「人生一度。不倫をしましょう」--こんな刺激的なキャッチコピーの海外SNSが日本に上陸して話題になっている。

   海外でも不道徳なサービス内容から、物議を醸してきたこのサービス。日本ではどう受け入れられるのだろうか。

1900万人以上の男女が会員登録

海外で非難轟々の「黒船」が日本上陸
海外で非難轟々の「黒船」が日本上陸
「アシュレイ・マディソンは、世界でもっとも有名な、不倫と秘密の恋人探しサイトです」

   こううたうアシュレイ・マディソンの日本語版サイトは2013年6月24日、サービスを開始した。アシュレイ・マディソンは2001年に開始されたカナダの企業が運営している出会い系SNS。既婚者会員向けに出会いのサービスを提供することに力を注いでいる点で、ツイッターやフェイスブックといった他のSNSや、いわゆる出会い系サイトと一線を画している。一言でいうと「不倫SNS」ということになる。

   現在、業界第2位の規模を誇り、カナダ、アメリカ、イギリス、ドイツ、オーストラリアなど世界27か国で展開し、1900万人以上の男女が会員登録している。

   有料の「クレジット」と呼ばれるポイントを利用すると、会員同士でメッセージをやりとりし、相手を見つける仕組みだ。

   日本版では、1クレジットは25円~49円で、一度に100、500、1000単位でまとめて購入する方式。一度の購入量が多いほど単価は下がる。

   メールのやり取りには1回につき5クレジット(125円~245円)がかかり、インスタント・メッセージ・セッションでのやりとりは30分で30クレジット(750円)からとなる。

「失恋、婚姻関係の破壊、家族の痛みの上に成り立つビジネス」

   ただ、この不道徳なサービス内容に海外では批判が多い。人気の出会い系SNS「Match.com」の設立に携わったコンサルタントは「失恋の痛手、壊された婚姻関係、傷つく家族を踏みにじって成り立つビジネス」と正面から切って捨てる。

   また、テレビ番組、ラジオ、ネット、看板といった多方面の広告展開でも、「人生は一度だけ。不倫をしましょう」という刺激的なキャッチコピーが物議を醸してきた。

   2009年には、アメフトの優勝決定戦「第43回スーパーボウル」から広告が締め出された。また、20万ドル相当を投じてトロントの市街電車をラッピング電車にしようとしたが、広告文が不快だと判断されて実施には至らなかった。10年には1000万ドルで、アリゾナ州フェニックスの「スカイハーバー空港」の5年間の「命名権」を買い取ろうとしたが、同空港は財政面で困難を抱えていたにも関わらず、これを拒否した。11年にはイタリアのバスケットボールクラブ「ヴィルトゥスローマ」のスポンサーシップ契約を結んだが、これに対してローマカトリックの司祭が「スポーツの価値に対する裏切りである」であると激しく糾弾したこともある。

   そんなお騒がせなSNSが今回「黒船」として日本に上陸するわけで、日本のネットでもさっそく、拒否反応が相次いでいる。

「みんな飢えてるのね。バレた時のリスクとか考えないのかい?」
「トラブルで人死にが出ない事を祈るのみ」
「不倫を手伝いますと公言しちゃって大丈夫なのだろうか」
「冷やかしで登録してみたらユーザーが変な日本語プロフばっかりで桜とまるわかり;だめだこりゃ」

   また、サポート電話の受付時間がアメリカの営業時間だったりで、万が一トラブルがあった場合のことが不安だという指摘も出ている。

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