「失恋、婚姻関係の破壊、家族の痛みの上に成り立つビジネス」
ただ、この不道徳なサービス内容に海外では批判が多い。人気の出会い系SNS「Match.com」の設立に携わったコンサルタントは「失恋の痛手、壊された婚姻関係、傷つく家族を踏みにじって成り立つビジネス」と正面から切って捨てる。
また、テレビ番組、ラジオ、ネット、看板といった多方面の広告展開でも、「人生は一度だけ。不倫をしましょう」という刺激的なキャッチコピーが物議を醸してきた。
2009年には、アメフトの優勝決定戦「第43回スーパーボウル」から広告が締め出された。また、20万ドル相当を投じてトロントの市街電車をラッピング電車にしようとしたが、広告文が不快だと判断されて実施には至らなかった。10年には1000万ドルで、アリゾナ州フェニックスの「スカイハーバー空港」の5年間の「命名権」を買い取ろうとしたが、同空港は財政面で困難を抱えていたにも関わらず、これを拒否した。11年にはイタリアのバスケットボールクラブ「ヴィルトゥスローマ」のスポンサーシップ契約を結んだが、これに対してローマカトリックの司祭が「スポーツの価値に対する裏切りである」であると激しく糾弾したこともある。
そんなお騒がせなSNSが今回「黒船」として日本に上陸するわけで、日本のネットでもさっそく、拒否反応が相次いでいる。
「みんな飢えてるのね。バレた時のリスクとか考えないのかい?」
「トラブルで人死にが出ない事を祈るのみ」
「不倫を手伝いますと公言しちゃって大丈夫なのだろうか」
「冷やかしで登録してみたらユーザーが変な日本語プロフばっかりで桜とまるわかり;だめだこりゃ」
また、サポート電話の受付時間がアメリカの営業時間だったりで、万が一トラブルがあった場合のことが不安だという指摘も出ている。