吉永祐介元検事総長が2013年6月23日、肺炎のため都内の病院で死去したとNHKが伝えた。81歳だった。
吉永氏は岡山県の生まれ。岡山大学在学中に司法試験に合格し、1955年に検事に任官した。
田中角栄元総理大臣が逮捕された1976年のロッキード事件では東京地検特捜部の主任検事を務め、特捜部長となってからはダグラス・グラマン事件を、さらに東京地検の検事正時代にはリクルート事件の捜査を指揮した。
1993年、第18代の最高検察庁の検事総長に就任。
1996年の退官後は弁護士として活動し、2004年、「瑞宝大綬章」を受章した。