日テレ番組がアイドルの「ロンパリ」発言を謝罪 言葉の意味を取り違えていたのでは?

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ロンドンやパリに旅行の意なら不適切ではない

   そもそも20歳そこそこの曽田茉莉江さんが、なぜロンパリという言葉を知っていたのかとの疑問が多い。

   茉莉江さん所属のオスカープロモーションでは、「本人から何も聞いていないので、分かりません」(宣伝本部)と取材に答えた。ネット上では、周りの業界人が使っているのを聞いていたのではとの指摘もあるが、「芸能界で使われていることはないと思います」と否定した。ロンパリ発言については、「本人のミスでしょうから、反省していると思います」と言っている。

   日本弱視斜視学会の事務局長は、取材に対し、ロンパリという言葉がどうみられているかについて、「学会の中では、そういった話が出てきたことはありません」と話した。

   斜視は、「やぶにらみ」「ガチャ目」などと言われることもあるが、こうした言葉についても学会では話題にならないという。そもそも、患者団体の存在も聞かないぐらいで、差別を問題にするような状況ではないというのだ。

   実は、ロンパリという言葉は、今でも一部で使われているようだ。

   ツイッターで検索すると、斜視を意味する使い方で芸能人などを指して使われるケースがいくつも見られた。さらに、若者とみられるユーザーを中心に、ロンドンやパリに旅行に行ってきたときに、ロンパリと使っていることが多かった。

   とすると、茉莉江さんは、斜視のことではなく、こうした若者言葉を言っていた可能性があることになる。その場合は、不適切な表現とも言えなくなるが、日テレはどう考えるのか。「ZIP!」のスタッフに取材すると、担当者は戻らないとして話が聞けなかった。

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