菅官房長官、西村氏について「本人が事実関係を否定していますから…」
安倍政権は「守り」の姿勢を強めている様子だ。菅義偉官房長官は6月27日午前の会見で、佐田氏については
「そうした報道が出ているということは私も承知している。ただ、党の問題、院の問題なので、そちらで適当に適切に対応されるだろうと思う。事実関係については私は聞いていない」
と関知しないとの立場。西村氏については、
「本人から私が話を聞いた。副大臣ですから。本人は事実関係を否定していたので、そのように思っている」
とスキャンダルそのものを否定した。辞任の必要性については、
「本人が事実関係を否定していますから…」
と苦笑いした。参院選への影響について聞かれると、
「そこはないと思います」
と断言した。
なお、佐田氏は衆院議運委員長を辞任する意向を表明したとされるが、菅官房長官は同日午後の会見で
「聞いていません」
と確認を避けた。