米ニューヨーク金先物相場は2013年6月26日、3日続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物が前日比45.3ドル安の1トロイオンス1229.8ドルで取引を終えた。一時は1221ドルまで下落して10年8月24日以来、約2年10か月ぶりの安値を付けた。
外国為替市場でドルが対ユーロやポンドで上昇し、ドルの代替資産として逆の動きをしやすい金の売りが膨らんだ。
米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和による証券購入の規模を縮小するとの観測が強まるなか、米株式相場が続伸したこともあり、金市場への資金流入が細るとの見方から金の先安観は強い。