経済協力開発機構(OECD)は2013年6月25日、加盟国の教育政策を分析した報告書「図表でみる教育2013」を公表した。
それによると、大学など高等教育機関に在籍する日本人のうち国外で学ぶ学生は1.0%(2011年)で、加盟34カ国中、米国(0.3%)に次いで低かった。 加盟国全体では2.0%、EU加盟国全体では3.6%。国外で学ぶ日本人学生は11年で3万8535人だった。
この数字について、OECDは「日本の高等教育機関が日本人学生のニーズによく応えていることを示すともいえる。その一方、こうした傾向は、日本人学生の「内向き」傾向や、外国に出て行くというリスクに対する恐れを反映するものであるという指摘もある」と分析している。