首都圏のマンションやアパートといった賃貸物件の2013年5月の成約件数は1万8590件と、前年同月に比べて10.1%増えた。不動産情報のアットホームが6月25日に発表した。12か月連続の増加で、6か月ぶりに2ケタの伸びを示した。景気の回復期待からより広い住居に引っ越すケースが増えている。
調査した1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)のすべてで成約が増えた。首都圏の約半分を占める東京23区は11.3%増。23区のマンションは、70平方メートル以上が35.1%増、50平方メートル以上から70平方メートル未満が21.7%増で、大型物件の人気が高まっている。埼玉県は25.7%増、千葉県は17.3%増と大幅に伸びた。
一方、成約物件の1平方メートルあたりの平均家賃は2439円と1.3%下落した。