みずほ銀行7月合併 不安視されるシステム統合、今度は大丈夫か?

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7月1日は早朝出勤で「万全を期す」

   みずほ銀行とみずほCBは、合併に伴うシステム作業のため、2013年6月29日午前0時から7月1日午前8時まで、すべてのオンラインサービスを一時休止する。

   休止期間中は、すべての提携金融機関のATMやコンビニATMでの現金の引き出しや振り込みができなくなる。みずほ銀行のキャッシュカードによるデビットカードなどの利用も、インターネットバンキングも使えない。

   あるメガバンクの関係者は、「システムの移行作業で、ATMを含め、すべてのオンラインを休止するのは最近ではないこと」と話す。

   一方、ATMでできるサービスは飛躍的に増えている。現金の引き出しと預け入れ、定期預金の預け入れと解約、暗証番号の変更、通帳記帳や発行、振り込み・振り替え、みずほ銀行では宝くじも買える。

   メガバンクゆえ、抱えている顧客データも膨大。システムの移行作業だけといっても、点検しなければならない個所は膨大だし、万が一のときの影響が大きいことは周知のとおりだ。

   みずほでは、合併初日となる7月1日はほぼ全行員に早朝出勤が命じられている。出勤時間は部署や支店によっても違うが、システム要員など、場合によっては徹夜作業になる行員もいるかもしれない。

   一部では「ATMを止めてまでやることなのか」との声もあるが、みずほFGは、「それだけ緊張感をもって臨み、新銀行のオープンに万全を期すということです」と話している。

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