「でも、ナルシストで何が悪いの?」
調査を通じて、ある特定のナルシシスティックな特徴が、参加者の年代と、彼らの好むソーシャルメディアとに依存していることがわかった。
研究概要によると「大学生にとっては、ツイッターへの投稿は自己愛性人格の優越感の部分との関係があり、一方で、Facebookへの投稿は自己顕示の部分と関係があることを示唆している」。
中年はこの逆で「Facebook(Twitterではない)を使う人は、仲間に対して優越感を示す手段と見られる」。その上、パネク氏によると、リーダーシップ的な性格とフェイスブックに費やす時間との間には、負の相関関係が見られるという。フェイスブックを使いすぎる人はリーダーとして不適格ということらしい。
この研究結果に対しては、日本のネットでは「知ってた」「否定しませんよ」という反応がほとんどだ。ただ、「でも、ナルシストで何が悪いの?」という疑問も出ている。
これについて、TIME誌の記者は「ナルシシスムの好ましい点としては、高い自己評価と低い不安感につながる」としながらも、「密接で持続的な関係構築を阻害する。もっと悪いことには、かなりのレベルでナルシシスティックな人々は、批判に対してより攻撃的に反応しがちだし、他人を踏み台にして自分を良く見せようとする」と主張していた。