NHKの朝ドラ「あまちゃん」は、なぜこうも人気なのか。「クドカン」こと宮藤官九郎さん(42)の脚本、あるいはヒロイン・能年玲奈さん(19)の魅力――識者もさまざまに分析するが、注目したいのはネットを通じた「視聴者」の活発な動きだ。
連日の「実況」はもちろんのこと、作品を題材にしたイラスト、また見所などを紹介する「NAVERまとめ」などが、有志により続々と投稿されている。いわば「ネット応援団」ともいえる視聴者自らが、「あまちゃん」現象の拡散に一役買っている格好だ。
ツイッターでの「話題度」で5月は4位に
2013年6月13日放送の「あまちゃん」では、主人公たちが「海女~ソニック」と名付けたステージに望む様子が描かれた。歌あり、ギャグあり、そしてシリアスな「引き」ありと盛りだくさんの内容で、視聴率も過去トップクラスの22.1%を記録した。ツイッターでも、
「『あたためておいた』ってエンターテナー花巻さん最高!」
「潮騒のメモリーの合いの手やばいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「おお!オタ芸もちゃんとあるじゃん。またまたやるな、NHK」
「アキもそこそこコールは我が家全員『そこそことはなんだ!』と怒りの声!特に息子(小2)(笑)」
「じぇじぇじぇじぇじぇー!」
「春子さんこぇーー!(;o;)どうなる明日!」
と、他の日の倍近い実況ツイートが飛び交った。
宮藤さんの初「朝ドラ」ということで、放送開始直後から評判だった「あまちゃん」だが、ネットの盛り上がりは、放送が進むごとにむしろ加速している。NECビッグローブの調べでは、発言のテーマを示すハッシュタグの投稿数で、「あまちゃん」は4月の11位から、5月には4位にまで順位を伸ばした。