「ネット選挙」という言い方が誤解招く?
「一般の方では確かに、そうした勘違いをされておられる方もおられるようです」
こう話すのは、総務省の担当者だ。総務省では現在、タレントの中川翔子さんをイメージキャラクターに、ネット選挙運動解禁についての啓発キャンペーンを行っている。この企画のため、この担当者も各所を回ったが、やはり「ネット選挙解禁=ネットで投票できる」と思い込んでいる人が少なくなかったという。
なぜこうした勘違いが起こるのか。1つの要因として挙げられるのが、メディアでよく用いられる「ネット選挙」という言い回しだ。総務省では誤解を避けるため、必ず「ネット選挙運動」との表記を使っていると担当者は話す。