サムスン株急落、わずか1週間で時価総額22兆ウォンが吹き飛んだ

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海外投資家、ソウル株式市場を「牛耳る」?

   「外資系証券会社が発表したリポートを無条件で信じる韓国国内の投資家が多いことをあらためて確認された」――。サムスン株の急落を、朝鮮日報はそう報じている。1997年のアジア通貨危機当時も、香港のある証券会社の「韓国から今すぐ引き揚げろ」というリポートが事態を悪化させたとし、今回も「たった1本のリポートで外国人投資家が韓国株を一斉に売ると、韓国内の大口投資家も相次いで売り注文を浴びせた」と、海外投資家がソウル株式市場を「牛耳る」状況を憂いた。

   一方、日本経済新聞(2013年6月12日付)は「サムスン株急落、市場が警戒する『成長神話』の陰り」の見出しで、主力の「ギャラクシーS4」の停滞が「サムスン全体の成長鈍化の懸念につながっている」と分析した。

   市場で動揺が広がったのは、「アップル株安の残像が投資家のあいだで根強いのが大きい」とみており、利益成長の鈍化懸念や「iPhone5」の売れ行き不振の観測から、2012年後半から失速したアップル株と同様に、「ギャラクシー」シリーズの製品寿命の短期化がサムスンの成長を弱めるとの見方だ。

   ただ、野村証券は「スマートフォン事業に対する市場の懸念(サムスン株の急落)は行き過ぎ」とも指摘している。

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