発言などへのバッシングも増えて
猪瀬氏は、都知事に就任して2013年6月18日でちょうど半年になるが、最近は、その発言などがバッシングの対象になることも増えている。
東京五輪招致に際しては、米ニューヨーク・タイムズ紙に立候補他都市をインタビューで批判したと報じられ、発言を訂正して謝罪する事態に追い込まれた。しかし、ツイッターで「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかった」とつぶやき、ネット上で反省が足りないと厳しい指摘も出た。
また、橋下徹大阪市長の慰安婦発言について、猪瀬氏は、「多くの女性の名誉や尊厳を傷つける問題になる」と述べたが、ネット上では、これにも異論が相次いだ。橋下氏の発言を擁護した石原慎太郎前都知事にも同じことが言えるのか、五輪招致失敗の責任を橋下氏にも押しつけようとしているのか、といったものだった。
ただ、今回の文春報道については、ネット上では、猪瀬氏への批判は出ているものの、「さすがに古いなぁ」「こんなことを週刊誌に暴露する奴のほうが信じられんわ」といった冷ややかな声も多かった。
文春報道が事実かどうかについて、猪瀬直樹事務所では、J-CASTニュースの取材に対し、猪瀬氏がこう報道にコメントしていることを明らかにした。
「酷い内容である。法的手続きの準備に入っている。すべては弁護士に任せてある」
しかし、個別の取材には答えていないといい、これ以上はコメントできないということだった。