歩き煙草する人間は「最低」 菜々緒さん、仲間のやけど被害に激怒

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タバコの先端は700~800度にも達し危険

   とはいえ、タバコの火は、相当な高温になり、かなり危険ではあるようだ。

   JTの広報担当者に取材すると、タバコを手に持っている自然燃焼の状態では、700~800度にも達する。さらに、吸い込んで酸素が入り、先端が赤く光るときは、850~900度にもなるというのだ。

「手足など肌に触れれば、やけどを負ってしまうのは事実です。あざなどにもなるのではないかと思います。手に持っていると、子どもの顔の高さにもなって危険ですので、全国で歩きタバコは止めましょうと呼びかけています」

   実際に、千葉県では1994年、JR船橋駅構内で幼い女児のまぶたに前を歩いていた男性のタバコの火が当たり、あわや失明の恐れもあったケースが報告されている。

   また、JTによると、乳幼児や子どもでは、受動喫煙でぜんそくなどの症状が悪化したとの研究報告が多数ある。ツイッターでも、歩きタバコの煙を吸わされて30分もぜんそくの咳が止まらなかったとの声も寄せられていた。

   なお、美優さん所属事務所のテンカラットでは、取材に対し、歩きタバコの相手には気づいたものの、人混みに紛れて逃げられてしまったことを明らかにした。あざは少し残りそうなものの、モデルの仕事には特に支障は出なさそうだとしている。

   美優さんが被害に遭ったのは、2013年6月1日のビッグビーチフェスティバルで会場だった千葉市の県立幕張海浜公園内だとした。千葉市では、条例で公園などの公共の場所では禁煙にしており、幕張海浜公園内も喫煙スペース以外は禁煙だった。ただ、市の廃棄物対策課によると、2000円の罰金が科される海浜幕張駅周辺などの取締り地区ではなかった。

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