のりピーイベント出演めぐり「日中摩擦説」 「イメージ悪くなるので取りやめ」「降板ならスポンサーやめる」

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「何とか酒井さんを出して」半年前から中国企業が頼み込み?

   しかし中国は違うらしい。何と、スポンサーが「酒井さんが出ないなら降りる!」と激怒しているというのだ。

   13年6月12日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)によると、イベントを主催するシンガポールのメディア企業に、日本のスポンサー企業から「事件のことがあって、酒井さんを出すのはちょっとイメージにそぐわないんじゃないか」と申し入れがあった、という。

   一方中国のスポンサー企業は、中国で大人気の酒井さんを「何とか出してくれ」と半年ほど前から主催者に頼み込んでいたそうだ。しかし主催者は日本企業の申し入れを受け、酒井さんの出演中止を決定。怒った企業が「酒井さんが出演しないなら」と相次いで出展を取りやめ、中国のイベント参加企業がゼロになってしまったという。

   ただ、現地ではそれほど騒ぎになっていない様子で、今のところこの件についてマスコミ報道はないようだ。

   酒井さんは1990年代前半、パナソニックのテレビ「2188」のCMに出演していた。これが中国でも放送され、自身の曲「夢冒険」を中国語で歌い、つたない中国語で商品をPRする酒井さんが注目された。その後出演したドラマ「ひとつ屋根の下」「星の金貨」が中国で大ヒットし、高い人気を維持し続けることとなった。

   覚せい剤事件もトップニュースで扱われ大きな話題となり、ネット上では批判でなく「復活する時は是非中国で!」との声も上がったほどだった。

   中国では待望され、日本では敬遠される―文化交流の場でも、日中間の意識に差が生じてしまっている。「ミヤネ屋」司会の宮根誠司さんは「これで日中関係が悪くならなければいいけど…」と懸念していた。

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