世界各地の「旭日旗類似」にしつこく抗議
2012年8月のロンドン五輪で起きた体操日本代表の「ユニホーム騒動」以降、韓国側は「旭日旗はナチス・ドイツのハーケンクロイツと同じ」との主張を強めており、海外企業などに対し類似したデザインの使用を取り止めるよう相次いで求めている。たとえば4月には、英国のロックバンド「Muse」が日本で撮影したプロモーションビデオに旭日旗が登場させて非難を受け、映像の差し替えと謝罪を余儀なくされる事件があった。
しかし今回のトニー賞に関しては、ラストの「旭日旗」以外に一切日本を連想させる演出はない。問題の場面も確かに旭日旗に似てはいるが、単なる偶然の一致と見たほうが良さそうだ。実際、韓国メディア以外でこの演出について批判する声は確認できない。なお韓国内では以前にも、放射線状にデザインされた自国の駅前広場に「旭日旗を連想させる」との声が上がる騒動が起きている。当然だが、旭日旗とは無関係だった。
ちなみにこのトニー賞では、日本人の川名康浩さんがプロデューサーを務めた「キンキーブーツ」がミュージカル部門で最優秀作品賞などを受賞している。