日本維新の会から参院選比例区での公認内定を受けていた中津川博郷前衆議院議員が出馬を辞退することが2013年6月12日、事務所関係者の話で分かった。維新の会のほかの候補者の応援に回るためだとしている。維新の会の公認辞退者は比例区出馬予定だった松本和巳氏などがいる。
また中津川氏の事務所は、12日付けの朝日新聞が「落選して供託金が没収されたら破産する」として出馬を見送ったという記事に抗議しているという。参院選比例区の供託金は600万円で、維新の会は候補者に自己負担させている。
中津川氏は衆議院議員を3期務め、野田政権の社会保障・税一体改革関連法案に反対票を投じて民主党から除籍処分を受けた。2012年12月の衆院選では維新の会から出馬したが落選。今回の出馬は見送ったが、今後も維新の会から国政復帰を目指す方針だ。