漫画「どげせん」の作者「パクリでは?」 「謝罪の王様」配給元の東宝は完全否定

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官九郎さんは関わっていない可能性も?

   パクリへの疑問の1つが、土下座をテーマにしたものは過去にもあるという点だ。

   フジテレビ系のバラエティ番組「笑う犬の生活」では、土下座1つで怒りを鎮めるコント「関東土下座組」が10年以上前に披露されていた。番組では、宮藤官九郎さんが構成作家を一時務めていた。そのほかにも、漫画などでも見たという声があった。

   また、ポスターや公式サイトなどは映画制作サイドが考えたことで、官九郎さんはノータッチの可能性があるのではといった指摘があった。

   これに対し、RINさんは、ストーリーについてはパクリではなく、官九郎さんも関わっていない可能性があることを認めた。また、官九郎さんを殴りたいと漏らしたことに批判が相次いだことから、その発言については謝罪した。様々な意見を受けて冷静になったとして、前出の過激なツイートなどは削除した。

   しかし、土下座は専売特許ではないとはしながらも、謝罪の王様には、予告編の動画などから、なおパクリの疑いがあるとの主張を変えていない。特に、ポスターについては、漫画と顔が同じなどとして、差し替えを求めている。

   RINさんは、2013年6月10日に配給元の東宝に電話を入れたことをツイッターで明らかにした。内容は明らかにできないとしたが、「とても真摯に対応してくれました」としている。

   東宝の宣伝部では、取材に対し、パクリ疑惑を明確に否定し、「企画から違うものですし、どげせんとは関係はありません」と説明した。ポスターについても、「まったく関係ありません」といい、差し替えることはないとした。RINさんと話し合いをしたことは認めたものの、特に発表することはないとしている。

   官九郎さんが所属する劇団「大人計画」に取材すると、映画制作をした日本テレビが対応しているとしたが、日テレの総合広報部では、担当者が席を外しているなどとして話が聞けなかった。

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