宮藤官九郎さん脚本の映画『謝罪の王様』(9月公開予定)について、土下座をテーマにした漫画「どげせん」の作者が、漫画のパクリではないのかとツイートして物議を醸している。映画配給元の東宝は、「企画から違うものです」と完全否定している。
映画「謝罪の王様」は、公式サイトの紹介文を見ると、主演の阿部サダヲさん(43)扮する謝罪師がいくつもの難問を謝罪のテクニックで解決していくというストーリーだ。
脚本を書いた宮藤官九郎さんをも批判
これに対し、「どげせん」作者の1人のRINさん(56)が2013年6月8日からパクリ疑惑を指摘するツイートを始めた。
どげせんは、「週刊漫画ゴラク」で10年11月から1年近く連載された。高校教師があらゆる問題に土下座で立ち向かうというものだ。その後は、作者2人が袂を分かち、RINさんは「どげせんR」を13年1月まで別雑誌で続けていた。
RINさんはまず、謝罪の王様のポスターを見て驚いたと明かした。
「宮藤官九郎ほどの才人に、、、、パクられたぜ!どうせ、どげせんも謝男も知らん、とか言いやがるんだろうが、、、汚いな」
「謝男」とは、もう1人の作者の続編だ。さらに、RINさんは、怒りが抑えられない様子で、「取りあえず宮藤官九郎に道で会ったら殴りたいね」とまで漏らした。謝罪の王様については、「まんまどげせんじゃん」と指摘し、「やったもん勝ちみたいな風潮には反吐が出るわ」とぶちまけている。
そして、RINさんはこの日、謝罪の王様の公式ツイッターに向け、「正式に抗議したいので連絡して下さい」と呼びかけた。映画の情報は12年9月末には聞いていて、連絡を待っていたが来なかったので、ツイッターで疑惑を訴えることにしたという。
しかし、ツイッター上では、RINさんの主張についても疑問が相次いだ。