「維新」の退潮、各紙世論調査で鮮明に 「お膝元」近畿でも下落、女性の支持離れ続く

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「みんな」にも抜かれる

   朝日新聞が6月8日から9日にかけて行った調査でも維新は不調で、維新を比例投票先に選んだ人は前回5月調査比2ポイント減の5%。民主は1ポイント減の7%、公明が1ポイント減の5%、みんなの党が1ポイント増の6%。「第3極の中では首位」という立場も明け渡してしまった形だ。自民党は4ポイント減の45%だが、「一人勝ち」が続いていることには変わりない。

   そんな中、6月11日には「大阪維新の会」の冨岡朋治大阪市議(71)が維新市議団を離脱する意向を固めたことを各紙が伝えた。橋下氏の発言に反発したとみられ、これまでは「日本維新の会」へのバナーが張ってあった冨岡氏のウェブサイトも現在は閉鎖状態。アクセスしても

「只今、工事中。しばらくお待ちください」

と表示されるだけだ。「お膝元」から離脱者が出るあたり、前出の読売調査で示されたような維新の「地盤沈下」を裏付けている。

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